デジタル化とIndustry 4.0の時代に在って、微生物ラボも未来に向けて着々と準備を行っています。WASPLab®は、ロボット工学とデジタル化の統合を可能にし、柔軟なモジュール式の作業構造を実現します。
お客様独自のラボプラクティス、検体やワークフローに合わせた全自動処理ソリューションが実現可能となります。
WASPLab®は、最先端の画像システムにより、培養前および培養中に、非常に鮮明で正確なデジタル画像を撮影します。これらのデジタル画像システムは48mpxのトライリニアセンサー、テレセントリック光学系、9mmの被写界深度など驚異的な精度を誇ります。
WASPLab®は「プレートのデジタル化」を完成させ、各プレートにはそれぞれのID、前工程の検体IDと区分、患者情報、後工程、プレートタイプ、そして当然ながらその画像が付随します。
これらの情報はすべて、WASPLab®のワークステーションに集約され、いつでもアクセスすることができます。
効率化、拡張性、コスト削減、処理時間短縮、リソースの適切化。ラボオートメーションへの移行は、ラボの将来的な見通しに対する視点を変える抜本的な第一歩です。
オートメーション化計画無くして一流のラボは存在しません。
私たちはWASPLab®をお客様の様々なニーズに合わせて調整することを「サイジング」と呼んでおり、プロトコル、LIS接続、処理能力、検体種類など、さまざまな要素を考慮します。
WASP®に読み込まれたプレートは、WASPLab®内で画線塗布、移動、培養の過程を経て分析されます。陰性検体は自動で廃棄され、陽性検体が蓄積されます。釣菌作業までプレートに触れる必要がなく、自動釣菌システムColibrí™が更に自動化されたソリューションを提供します。
WASP®のアプローチを継承したWASPLab®は、最良な方法を自動化し、無限に繰り返すことができるため、ルーチンワーク以外の真に取り組むべき課題に対応できる環境を創出します。
WASPLab® Webappは、スクリーニングや読み取りの段階で役立つツールです。すべてのデジタルプレートが一箇所に集約され、すぐに検査することができ、次のステップに送ることができます。
デジタル微生物学のパイオニアであるWASPLab®は、10年以上の経験と継続的な開発の結果、優れた融合技術を提供しています。
テレセントリック光学系、そしてマルチロボットの自動化を含むこの完全な自動化および画像装置は、WASPLab®の画像解析アルゴリズムであるPhenoMATRIX® とRadian®で利用できる切り札です。
1つの画面で、プレートのライブラリー全体を閲覧できます。積み重なったプレートに囲まれたり、検体や培地を持ってラボを慌ただしく行き来する必要はありません。
WASPLab®のWebappでは、スクリーニング、読み取り、データの破棄や次の検査へ送るためのマーキングなど、作業を円滑かつ容易にする数多くの機能が用意されています。